【株式報酬制度の導入について】管理本部社員にインタビュー!
当社の様々な挑戦をバックオフィスとして支えている管理本部社員にインタビュー!
インティメート・マージャーでは、社員がより自身の業務に直結した価値を認識し、普段からモチベーションを高められることを目的として、2022年度より株式報酬制度を導入しています。
今回はそんな株式報酬制度の導入に尽力された管理本部の部長寒澤さんに、制度導入の背景や効果について聞きました!
企業の環境創りに対する考えや思いが垣間見れる記事になっていますので、ぜひご覧ください!✨
氏名:寒澤(かんざわ)さん
所属:管理本部 部長
入社年月:2019年8月 中途入社
改めて自己紹介をお願いいたします!
管理本部で部長を務める寒澤です。
栃木県足利市出身で、前職は銀行で融資の審査の仕事をしていました。
趣味は、フィールサイクルです。暗闇で音楽に合わせて自転車を漕ぐアクティビティにハマっていて、現在は2日に1回のペースで通っています。
また、恋愛リアリティーショーやオーディション番組を見ることも好きです。
ご自身の業務の中での役割や普段主に担当されている内容を教えてください!
管理本部全体では、会社のリスクを最小限にとどめ、安定した事業の基盤や収益を出せる体制を整えることが1番のミッションです。
その中でも、業績の目標を達成するためにどういった指標(KPI)を見ていくべきかや、どこに課題があり改善していくべきなのかを考え、予算達成を遂行するための活動のモニタリングをすることが主な役割です。
具体的な業務内容としては、予算作成や予実管理、KPIの設定・運用のほか、株主総会や取締役会の運営、IR(株主・投資家に対し投資判断に必要な企業情報などを適時、公平に継続して提供する業務)、法令上求められていることへの対応等が中心です。
今回のテーマである、「株式報酬制度」について教えてください!
株式報酬制度は、企業が従業員に対して報酬の一部として株式を付与する制度です。
従業員に当社の株式を付与し、企業側が定めた一定期間を経過すると売却ができ現金化が出来ます。企業の組織の一員として成果を出し、株価が上がることで株式を受け取った従業員の資産も連動し増える、という仕組みが特徴です。
このような制度を会社へ導入しようという思いや感じたきっかけなどがありましたら教えてください!
企業の業績と株価は、上場企業で働く社員が常に意識をしなければいけない非常に重要な要素ですが、日々の業務に追われていると、なかなか社員一人ひとりそこまで意識をすることができていないという問題意識がありました。
その解決のために、社員一人ひとりの仕事の成果としての業績や企業価値の向上が、直接社員のメリットにつながるという株式報酬制度の特徴に着目し、この制度を導入しようという運びになりました。
自分の仕事が会社全体に対してどのような影響を及ぼしているかを理解することで、企業の一員としての意識が高まり、社員のモチベーションを高め、企業の長期的な成功に繋がればと考えています。
導入にあたって、苦労した点や大変だったことなどはありますか?
最も工夫が必要だったのは、どのような設計にするかを決めるための比較検討です。
一概に株式報酬といっても、設計方法は様々で、会社の方針や制度導入の目的により多様な選択肢が存在します。そのため、どの方法が最適なのか、それぞれの形式形態がどのようなメリットやデメリットを持つのか、その選択肢を整理し、比較検討をするのが難しい部分でした。
また、従業員への説明も工夫をしました。
例えば、株式を受け取って頂くための証券口座の開設が必要なため、多くの協力をお願いしなければならない点が多く、従業員の方々に対応頂くタスクも含めてスケジュール通りに進めていく必要がありました。
「会社からの指示だからやらなければならない」というやらされ感で対応頂くのは違うなと考え、制度自体を前向きに捉え、理解や協力を得るためのコミュニケーションを気を付けて行いました。
あとは、金融機関との調整やスケジュール管理ですね。
株式を新たに発行するという手続き自体が初めてだったので、金融機関や東証などとの調整など、非常に多くの工数がかかり、全ての進行を滞りなく進めなければならない状況でした。
自分自身が誰よりも制度を理解し、説明ができ、質問に答えられるようになる必要があった点は非常に大変でした。
この制度の従業員側のメリットについて教えてください。
従業員が一生懸命に働いた成果が、自分の利益に直接つながる制度であることですね。
働きがいのある仕事をして企業価値を上げるほど、自身が持つ資産の価値が上がるという点がメリットです。
この制度を導入されるにあたって、何か工夫された点や意識された点はありますか?
今回に限らず、「なぜこの取組を行うべきか」という目的を意識して制度や仕組み作りをしたいと考えています。株式報酬を導入したとしても、設計方法を誤ると、会社の意図した目的を達成できないものになってしまう可能性があるからです。
本制度の導入にあたっては、そもそも株式報酬について社内でほぼ知見がなかったため、本を読んで勉強するところから始めました。
その後、証券会社や税理士、コンサルティング会社などからお話を聞きました。
また、すでに複数の株式報酬制度を導入している会社から直接ヒアリングする機会を簗島さん(弊社、代表取締役社長)に作って頂けたため、そこで、ネットや書籍ではわからない制度設計や運用のポイント、導入前後の注意点などを学ぶことができました。
実際に運用している方から説明を聞くことができたのはとてもありがたかったです。
実際に今回この制度を導入してみて、結果や感想はどうでしたか?
自社の株価について話題にする社員が増えたと感じています。
社員と雑談をしていると、株価が変動した理由を考えていたり、IR資料や業績に対する質問をされる機会も出てきました。
一般の株主の皆さまと同じ目線で、会社の価値を上げていきたいという意識を持ってもらう材料としてはとても良かったと思います。
ただ、それぞれの社員が、株価を向上させるための具体的な行動を実行できているかというと、まだ難しい部分がありますね。
そういった点では、今後より意識を高めるような制度設計も検討する必要があるかなと思っています。
今後の目標や目指している地点などがあれば、教えてください!
現在の管理部門は、会社の業績目標を達成するための課題と、その解決策を考えて、それを実行に移すリーダーシップを取っていくことが主要なミッションだと思っています。
そのためには、管理部門であっても事業理解を深める必要がありますし、受け身の姿勢でいるのではなく、他部署の動きにも積極的に関わる必要があります。
そのような動きがグループ全体で実現できれば良いと思っています。
将来的にはIR活動にも力を入れていきたいです。積極的な情報発信をするなど、企業価値と株価向上のための施策を自ら考えて実現できるよう、知識を身につけ、行動していきたいと考えています。
最後にこの記事を読まれている方や入社を検討されている方、現社員に向けてメッセージがあれば一言お願いいたします!
インティメート・マージャーは、新しいことを始める際に全面的にサポートをしてくれる会社です。今回のエピソードでいえば、制度導入の詳細についてヒアリングができる場を社長自身が提供してくれるといった、「できる」ようにするための手段をサポートしてくれるんです。
そのため、失敗したり行き詰まった際にも、自分一人で悩むことは少なく、皆で解決策を考えて進めていく、とてもポジティブな雰囲気の会社です。
失敗を恐れず様々なことにチャレンジをして行きたい方、是非私たちと一緒に新しいことに積極的に挑戦し、自分自身を成長させる機会を掴んでいきましょう。