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株主のみなさまへ!インティメート・マージャーに関する20の質問とその答え

インティメート・マージャー株主の皆さまからよくいただく質問を20個ピックアップし、解説しました。

事業について

  1. ポストクッキーソリューションとは?

    • インターネット広告において、従来のCookieが使えなくなる状況に対応した広告配信技術です。

    • インティメート・マージャーは、独自の技術でCookieに依存しないターゲティング広告を実現しています。

    • 例えば、ユーザーの興味関心に基づいた広告配信や、ウェブサイトへの訪問履歴に基づいたリターゲティング広告などが可能となります。

  2. ポストクッキーソリューションの強みは?

    • 豊富なデータ:長年のアドテクノロジー事業で培ってきた、大規模なデータ基盤を活用しています。

    • 独自の技術: 高度なデータ分析技術と独自のアルゴリズムにより、高精度なターゲティングを実現しています。

    • 多様な連携先: 国内外の様々な企業と連携し、幅広い広告配信チャネルを提供しています。

    • 高いパフォーマンス: 従来のCookieベース広告に比較し、高い費用対効果を実現しているケースが多く見られます。

  3. 競合他社との差別化ポイントは?

    • データ量:膨大な量のデータを保有しており、これを処理・分析できる技術力とインフラを持っている点が強みです。

    • パートナーシップ: 広告代理店やメディア、データ提供企業など、多様なパートナーとの連携網が強固です。

    • グローバル展開への対応: 海外展開を視野に入れた、法規制遵守を重視したデータ活用体制を構築しています。

  4. 売上構成を教えてください。

    • 売上は大きく「マーケティング支援」と「データマネジメントアナリティクス」の2つに分けられます。

    • マーケティング支援は、主にインターネット広告事業による売上です。従来型のCookieベース広告から、ポストクッキーソリューションへの移行が進んでいます。

    • データマネジメントアナリティクスは、データ分析ツールやインフラ提供、コンサルティングなど、データ活用を支援するサービスによる売上です。近年、この分野の売上比率が高まってきています。

  5. 主な顧客層は?

    • 広告主: 様々な業界の企業が顧客です。特に、EC、金融、リテール、エンタメ業界の企業からの需要が高いです。

    • 広告代理店: 大手広告代理店から中小規模の代理店まで、幅広く連携しています。

    • メディア: ニュースサイト、ポータルサイト、ブログなど、様々なメディアと提携し、広告枠の確保とデータ収集を行っています。

  6. 今後の成長戦略は?

    • ポストクッキー市場の拡大: 世界的にCookie規制が強化される中、ポストクッキーソリューションへの需要は急増しています。インティメート・マージャーは、この市場を積極的に開拓し、売上拡大を目指しています。

    • クロステック領域への進出: アドテクノロジーで培ったデータと技術を活用し、金融、リテール、人材など、様々な分野へ事業領域を拡大しています。 例えば、金融機関への与信審査システムの提供や、小売企業への顧客分析サービスの提供などを行っています。

    • 海外展開: 日本市場で培ったノウハウを活かし、アジアや欧米市場への進出を検討しています。

財務・業績について

  1. 売上高の推移は?

    • 2020年、2021年には、新型コロナウイルスの影響で、特に旅行・エンタメ業界の広告需要が減り、売上成長が鈍化しました。

    • 2022年以降は、経済活動の回復とポストクッキーソリューションの需要拡大により、売上は回復傾向にあります。

  2. 利益率の推移は?

    • 営業利益率は、概ね20%前後で推移しています。

    • パフォーマンスDMP事業の利益率改善や、コスト効率化の取り組みによって、利益率は向上傾向にあります。

  3. コスト構造を教えてください。

    • 主なコストは、人件費、システム運用費、データ取得費です。

    • 特に人件費は、優秀なエンジニアやデータアナリストの採用に力を入れているため、増加傾向にあります。

  4. キャッシュフローの状況は?

    • 営業活動によるキャッシュフローは安定的にプラスで推移しています。

    • 堅調なキャッシュフローを活かし、成長投資や株主還元を行っています。

株主還元について

  1. 配当方針は?

    • 現状は、配当よりも成長投資を優先しています。

    • 今後は、利益水準や事業の成長性などを総合的に勘案し、配当の実施を検討していく方針です。

  2. 自社株買いの方針は?

    • 適宜、自社株買いを実施する可能性があります。

    • 株価水準や市場環境などを考慮し、機動的に判断していく方針です。

その他

  1. 親会社との関係は?

    • 以前はフリ―カウトの子会社でしたが、現在は資本関係は解消され、独立した経営体制となっています。

    • ただし、フリ―カウトとは引き続き、業務提携など良好な関係を築いています。

  2. 従業員の状況は?

    • 従業員数は増加傾向にあり、2023年末時点で約50名です。

    • 優秀なエンジニアやデータアナリストの確保に注力し、組織体制強化を図っています。

  3. 働き方改革は?

    • リモートワークを積極的に導入し、柔軟な働き方を推奨しています。

    • 従業員のワークライフバランス向上と、優秀な人材の確保を目指しています。

  4. ガバナンス体制は?

    • 内部統制の強化、コンプライアンス体制の整備など、コーポレートガバナンスの強化に取り組んでいます。

    • 透明性と公正性を重視した経営を行い、企業価値の向上を目指しています。

  5. リスク管理は?

    • 個人情報保護法やその他の法令遵守を徹底し、情報セキュリティ対策を強化しています。

    • データの適切な管理と運用を行い、レピュテーションリスクの発生を抑制しています。

  6. 株価の推移は?

    • IPO後、市場環境の悪化や業績の伸び鈍化などにより、株価は低迷しました。

    • 今後は、ポストクッキーソリューションの需要拡大や、クロステック領域での事業成長などによって、株価上昇を目指しています。

  7. 投資家への情報開示は?

    • 決算発表、事業説明会、IR資料などを通じて、積極的に情報開示を行っています。

    • 投資家の皆様との対話を重視し、企業理解の促進に努めています。

  8. 今後の見通しは?

    • ポストクッキーソリューション市場の拡大や、クロステック領域での事業成長などにより、中長期的に収益拡大が見込まれます。

    • 引き続き、データと技術力を活かし、社会に貢献できるサービスを提供し、企業価値向上を目指していきます。


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