【弁護士×データの専門家が語る】容易照合性について企業ごとの解釈が異なる場合、どのように案内をすればいいでしょうか?
2022年7月7日に、オンラインイベント「弁護士×データの専門家が語る公開ディスカッション~個人情報保護法、GDPR、Cookie規制の視点から読み解くユースケース~」を開催しました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が企業で推奨されるようになったことで、データを活用する企業が増えてきました。それに伴い、国内外問わずデータ活用は法律面と技術面で変化を要される時代に突入してきました。
しかし、「GDPRなどの海外データ保護法」「Cookie規制」「個人情報保護法」など、企業がそれぞれに対応する際に正しい理解をしていないと不必要な対応をしてしまい、逆に企業にとって損害が発生したり、混乱を招いてしまう可能性があります。
そこで、当社の代表取締役社長・簗島亮次と、データ・プライバシー領域における法律と現場の双方に精通した国内有数の専門家であるTMI総合法律事務所の寺門峻佑弁護士が「個人情報保護法、GDPR、Cookie規制視点から読み解くユースケース」をテーマにした公開ディスカッションを行いました。
【ユースケース③】容易照合性について企業ごとの解釈が異なっています。どのように案内をすればいいでしょうか?
今回は、システム関連企業からの質問です。
個人情報や個人関連情報など照合可能な場合、「容易」とは何か解釈が異なっていてわからないという内容でした。
そこで、下記3つの段階別で考えるディスカッションを行いました。
ディスカッションの中で驚きの事実が!
データのスペシャリスト簗島のもとに、よく来る質問のようです。
寺門弁護士からの回答によると、実は…
・権限管理していることが大事!?
・両方にアクログの蓄積環境を分けていてもアクセスできる場合はNG!?
・暗号化すれば容易照合性がなくなるわけではない!?
・暗号化の意味は匿名加工情報のためのもので別物の話!?
正しく容易照合性を案内するにはどのラインで考えるべきでしょうか。
容易照合性の正しいラインはどこか?
結論は、①「権限管理しているから」容易に照合できないが容易照合性の正しいラインという回答となりました。
専門的な話なので判断が難しい場合は弁護士に相談することをお勧めします。
具体的なトークセッション内容は、インティメート・マージャー公式YouTubeにて動画を公開しているので是非チェックしてください!
アーカイブ動画公開中!
お問い合わせ
また、データ活用している中で「GDPRなどの海外データ保護法」「Cookie規制」「個人情報保護法」など対応が具体的に知りたい企業さまは下記よりお問い合わせください!
「個人情報保護法、GDPR、Cookie規制視点から読み解くユースケース」をテーマにした公開ディスカッション動画全編も公式YouTubeチャンネルに公開中!