【1分で読める社長ラジオ】インティメート・マージャーの面接体験からみえるもの(後編)
当社では、「インティメート・マージャーのオープン社長室」と題し、代表である簗島の考えを共有するツールとして、Spotifyで定期的にラジオ配信をしています。
社長の日常的な気づきや考えを定期的にテキストでお届けしますので、ぜひご覧ください!
今回のテーマ:【インターネット上の人格や仕事について/インティメート・マージャーのリアルな面接体験からみえるもの】
簗島:弊社インティメート・マージャーでは中途・新卒採用問わず最終面接の内容を統一していまして。面接は1時間で、初めの10分は双方の自己紹介、次の30分は質疑応答、最後の20分は応募者からの逆質問を設けています。
逆質問については、前提として疑問を解消したいという目的ですが、弊社に入りたいという意思を持って、当社が社外に出している情報に対する傾向と対策にどのくらい時間を割いてくれているかが分かるので、頂く質問を聞きながら、当社への興味度合を伺っていますね。
また、自己紹介というのは、その方の特性を把握するためのもの。
質疑応答では「課題意識を持ち続けることができるか」辺りを評価しています。
最終質問は自己分析を促す「あなたについて教えてください」というものです。例えば、親や兄弟など身近な人々からどのような評価を受けているのかという部分を質問しています。
そのようなお話を伺うと、言語や認識のズレがある方もいます。例えば、「頑張る」というニュアンスにおいて自分の力だけでひたむきに頑張る人は、確かにひとつの価値観として尊敬すべきですが、一方で私自身が望むような「頑張る」の意味とは少し違っていまして。それは、私たちが認識している言語、つまり価値観がずれている可能性があるということです。
この価値観のずれを入社後に解消することは難しいと考えているため、
一つの合否の判断基準としてお互いの価値観をすり合わせる意味で、具体的なエピソードを聞くことが必要だと思っています。
当社の説明内容についても、私たちの会社が「人とAIの分業を促進し、無駄なものを取り除く存在」だというお話を皆さんにしています。
これまで人が手がけていた仕事をAIに任せることで、人間は自分が本当に行うべき仕事に集中することが可能になります。その視点から見てみると、AIは私たちの仕事を奪っていくのではなく、私たちに集中すべき領域を作り出す存在なんですよね。
私たちインティメート・マージャーは、人間とAIが共存するためのインフラとして、人の成長や効率を高める存在でありたいと考えています。これからの世の中は、AIに任せるべき仕事と自分がやるべき仕事を理解し、双方に仕事を分担するようなプロジェクトマネージャーが必要だと思っているので、そのような考えを理解し共感してくれる方を採用していきたいですね。
これは前回のラジオでもお話したのですが、教育AI時代の教育やキャリア観について、多くの人が完璧を求めがちですが、私たちは異なるアプローチを推奨しているんです。
「当たり前のことを当たり前に実践する」よりも、個々の人に対して「150点や200点の価値を提供しよう」と努めてほしいと考えています。
AIが80点の成果を出し、残りを人間が補うことで、最終的には100点以上のより高い成果を目指すイメージですね。AIの利用によって、人間の仕事の価値はさらに高まると信じています。
話は変わりますが、先日記者の方とお話しする機会があり、記者の方が「何か面白いネタはありませんか?」と企業の話ではなく人間的な話を求めてきました。そこで私が話したのは、「私の人生にはChatGPTというAIが既に組み込まれている」ということです。
その際に気がついたことなのですが、私が他の方と異なる視点を持っている部分は、答えがわからなかった時にAIに質問するのではなく、自分が5分かかる作業をAIに1分でやってもらうことを求めるところなんです。つまり、同じ距離を鈍行電車ではなく新幹線で行こうという思考です。
AIを上手く活用するためのポイントはいくつかありますが、その中の一つは、「制約を設けること」だと思っています。
何を生成するかはおおよその場合あらかじめ確定させていますよね。
その「何」を決定することが、いわゆる制約を与えることになります。これは私が原文をまとめたり、生成の元を決定していることと同じです。そして、制約を与えた中で最大値を見つける、制約を与えた中で最適化を行う、制約を与えて全てを探し出すという作業を行っています。特に後者の「制約を与えて全てを探し出す」作業は、私たちが感情に影響されて阻害要因を作り出すことを防ぐ役割を果たしています。つまり、たとえ「言い過ぎかも」と思われるような内容であっても、一旦アウトプットをしてくれるので、それが新たな視点を持つことにも繋がっていて。
それこそが、組織にとっては「事実に基づいて客観的に判断する機能」となります。それはプログラミングが英語で動いていても、日本語で動いていても、人間の気恥ずかしさなどに影響されることはありません。感情に左右されない部分は、AI活用の利点ですよね。
人間のフィルターは、正直なところ大抵はノイズに過ぎません。それを取り除いたこの技術は、まさに革命だと思います。だから、人間が何をするべきかという問いについて考えると、人間が行うべき仕事は「思考すること」だと感じます。対話型のAIや画像生成AIなどでも同様ですが、自己の意志を持つことはとても重要なのだと、最近更に痛感しています。
「abc」は、言葉による数式のようなものです。その「abc」において、一つの値「b」を「x」に変更した時、その「x」の意味が理解できる人かどうか、それが問われているんですよね。私のAIへの指示は、このような一次方程式的であるといえます。指針と一つの基準値、そして、それらを解として伝える。そうすると、AIがアウトプットする内容の制度が上がります。
SaaSはパーソナルAIではありませんが、全てのサービスは個々の方々に対して提供されています。未来の予見を共有していきたい、その早さこそがサービスの役割です。
本を読んだりセミナーに出ることも大切な自己投資である一方で、パワースーツを身につけるように、パーソナルサーズというツールの導入もまた、自己投資の一つだと考えていまして。
例えばChatGPTを使っている間に、自己成長のためのデータをクリックマクロで自動的に生成し、それをもとにモーションを自動構築するなどのプロセスの自動化は、効率的に自己投資を行なうことを可能にしてくれます。このような仕組みを駆使することで、他者の一歩先を行くことが出来るようになるんです。パーソナルサーズの導入を自己投資の重要な一部と捉えて、自己成長のためのツールとして積極的に活用していくことを、ぜひ皆さんにもお勧めしたいです。
上手にAIを使いこなす事によって、人間にしかできない仕事により人間がフォーカスして、人間とAIが共存しながらよりよい成果を上げていくことに繋げていく、というのはとても素晴らしい考えですね。
AIスキルの習得は、かなり有効な自己投資かもしれません。
🌟今回のお話がラジオで直接聞けるSpotifyリンクはこちら!
これからの人材採用とインターネット上の人格や仕事について⇒https://podcasters.spotify.com/pod/show/im7/episodes/ep-e239mhv/a-a57pjl
インティメート・マージャーの人材採用面接時を赤裸々告白⇒https://podcasters.spotify.com/pod/show/im7/episodes/ep-e1vptuj/a-a58em8