データを駆使してチームの勝利に貢献する『スポーツアナリスト』という仕事【データ×スポーツ】
皆さんはスポーツと聞いて、どんなイメージを持ちますか?
筋トレ、努力、根性・・・これらはスポーツで実績を上げるために必要な要素ですが、それだけで良い結果を出すことはなかなか難しく。
昨今、スポーツとはあまり接点がなさそうな、データをスポーツに活用する動きが活発化。現在はスポーツアナリストという職業が存在するほど一般化してきました。
データ活用を支援する当社として、どのようにしてスポーツにデータを活かしているのか?スポーツアナリストの仕事についてまとめてみました。
スポーツアナリストとは?
スポーツ選手・スポーツチームに対して有益な情報提供やデータ分析を行い、目標達成を支援する職業。 データ解析や分析ソフトを取り扱う専門スキルや、効果的な戦略を提案するスポーツ関連の知識が必要になるため、専門学校などでしっかりと学んだスポーツアナリストは、今高い需要を得ているそうです。
スポーツ選手のセカンドキャリアとしても良さそうですね。
実際どんな事をするのか?
ちょっと昔ですが、ブラットピットが主演した「マネーボール」という映画があります。この映画はまさに、データドリブンで選手を正当に評価し、チームを立て直した監督とデータサイエンティストの話。
(ちなみにデータ活用を生業とする当社では、マネーボールの映画をみんなで観賞し、検証するというちょっと変わった内定者研修を毎年実施しています。詳細についてはまた別の記事でご紹介させていただきます)
マネーボールはメジャーリーグが舞台の話ですが、データが役に立つのは野球だけではありません。
昨今のプロスポーツ業界では「情報」が勝利のカギを握っています。
選手のコンディションデータや、自チーム、他チームのデータを収集・分析し、アスリートに伝えるのがスポーツデータアナリストの仕事。選手の身体の動きや筋肉の使い方、力の伝わり方をデータで分析して選手のパフォーマンスを向上させたり、相手チームの動き等を収集・分析してフォーメーションを考える等戦略を練ったり。「データのプロ」であるアナリストならではの、データを使ってチームを勝利に導くことがミッションです。
どんなツールを使うのか?
昨今のIT化で様々なシステムが開発され、企業で導入が進んでいますが、スポーツの世界でも同じくテクノロジーの力が引用されています。
選手のプレイやチームのデータを取得・蓄積・分析するシステムが世界で開発されているそうで、アナリストはそのツールを使って分析を行います。
スポーツアナリストの仕事はデータの「収集」「分析」「フィードバック」のため、ツールを自在に使いこなすことによって膨大なデータを正確に収集することが可能になります。
ちなみに、競技によって使われる分析ツールは様々。現在日本で多くの競技で使われているのはスポーツコードらしいです。スポーツコードの主な機能は、プレーデータの収集。いわゆるタグ付け機能や映像キャプチャ、映像編集などが行えます。収集したプレーデータを映像をリンクさせることで任意のプレーを簡単に閲覧・編集することも可能だとか。バスケットボール、バドミントン、卓球、サッカー、ラグビー、フェンシング、テコンドーなどで活用されています。
スポーツコードは有料ですが、無料のソフトも最近は出てきているので、スポーツが好きな方は自分で使用し、自分の好きなチームの戦略を立てシミュレーションしてみるのも面白いかもしれません。
(ちなみに、当社の代表は子供の習い事に分析ツールを利用しているそう!)
就職先は?
一番イメージができるのはプロスポーツチームのアナリストかもしれません。その他、パーソナルジムのトレーナー、リサーチ会社でのアナリストという選択肢もあります。データ分析のノウハウがあれば、スポーツ界問わず他業界のアナリストとしても活躍ができそうですね。
ビジネスシーンでのデータ活用とは?
スポーツ同様、ビジネスの場面でもデータ活用の需要はますます広がっています。
営業の場面であれば、顧客データを分析し新サービスの開発に役立てたり、人事の領域であれば、社員のデータを蓄積し育成や人員配置に役立てたり。
データを活用することで、感覚ではなく事実に基づいた意思決定ができ、データを収集する等の細かい作業が簡略化され、人が本来やるべきことに注力することができます。
まとめ
生活の中でデータがどのように使われているのか?という一例で、今回はスポーツでデータを活用しているスポーツアナリストの仕事に着目しました。
身近なデータ活用の事例を、今後も発信していきます。ではまた!