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【1分で読める社長ラジオ】AI時代の教育・子育てを考える

当社では、「インティメート・マージャーのオープン社長室」と題し、代表である簗島の考えを共有するツールとして、Spotifyで定期的にラジオ配信をしています。 社長が普段思うこと、日常生活での気づきが凝縮されているので、定期的にテキスト化してお届けしていきます。是非ご覧ください!


今回のテーマ:【AI時代の教育・子育てを考える】

簗島:例えばChatGPTのような技術、私はこれが得意分野なんですね。このようなChatGPTのようなものを使いこなすことが出来る人が増えることによって、物事の生産性は向上するだろうと思います。人間がやっていた部分の「ノイズ」も減りますよね。このような問題ってすごく悩ましくて、例えば掛け算の答えを手で解くことが、5年後や10年後に本当に子供たちに必要な能力なのかという疑問を最近抱いてしまうんですよね。

でも一方で、最近私の中で割り切って感じているのは、「周りに頭のいい人がいる」というような子供にとって知識を得るための「環境」がとても重要であるということです。「その権利を獲得するために必要な作業」っていう風に、すごく思うようにしています。学習は本当に環境から始まるんですよね。

自分の経験から言いますと、頭の良い高校を出ていないので、周りの人たちはほとんど東京大学や慶應大学や早稲田大学に入るような受験勉強をしていなかったんです。その結果、勉強することの当たり前さや、努力して目標を目指すことに対する当たり前さとか勉強の仕方、努力をして目標を目指すというようなことに対する当たり前感みたいなものが少なすぎたのが、やはり良くなかったのかなと思うことが多くて。

一方で、私の兄は東京大学に入るような学校出身で、平均的に実力が高い学校からくる人たちは、目標を立ててから、それを達成するためのプロセスが20歳頃までに自然と身についていたりするんですよね。こういうような違いがある点からすると、視野や行動特性を身につけるためには、偏差値の高い学校に入る必要がある。逆に言うと、勉強することが目的ではなく、相手の学校から選ばれる視点から考えて、閾値を超えることがとても重要です。そう考えると、やはり「人工知能などに置き換えるものをすることに対して何のメリットがあるんだろう」という壁を超えられないということがありましたね。

エリート校の一番下でも、普通校の上と比べて大きな差がなくスタンダードが上がっているので、その環境に身を置くだけで楽だったりする。これは日々のトレーニングの違いなんですよね。例えば、山で暮らしている人が肺活量が高いのと近い感じで、もうきついトレーニングを毎日やられているというような。これは、エクアドルが強いのと同じ感じですね。なので、「スタンダードはどこにあるのか」というのはすごい難しいところですね。

私自身は小学校から高校までほとんど勉強せずに過ごしたのですが、それとは別に、大学は勉強ではない場所で評価してもらえる場所がたまたまあったので良かったです。そこの大学で小論文を書いた時なんか、美味しいカレーの作り方をテストで書いて、それが通ったんですから。笑

内容はエッセイで美味しいカレーの作り方を科学的に書くという内容で、それは煮込んでいる野菜の様子を数式で表現するっていう、自分自身に見えている世界をそのまま書いて通ったんです。すごくラッキー。でもそういう学校も、すごいのは軸を持てていることではないですかね。そんなのぶっちゃけ、ほぼたまたまで、モテたかモテていないかというのも、本人の能力によりますよね。なのでやっぱり、そういうラッキーな偶然に頼るよりは、しっかり勉強して成績を上げたうえで学校に合格する方がラッキーが少ないので確実なんですよね。それも考えると、やっぱり子供に勉強をしてもらいたいなっていう気持ちがあるのはすこしありますよね。新幹線のチケットのようなものですよね。走っていくのが早くいくのか遅くいくのか、どっちがいいのかというような。なのでそう考えると、私は回り道をしたなあと感じます。大学からの経路は一直線だったものの、それまでは明らかに回り道をしてきました。

それと同時に、AIが人から仕事を奪って、人がやらなければならない仕事をやりつつある現実もあるので、もう受験でもやるべきことの99%はChatGPTのようなものとプログラミングではないかなと思ったりします。数字は検索をすれば出てくるし、英語なども要約すれば結果がでてくる。そのような感じでいくと、もうほとんど人がやらなくていいことしかテストで聞かれないという感覚があります。

一方で、では人がやらなければならないことを評価することも難しくて、それを出来る人がどのくらいいるのか、というところもあるので簡単ではないですよね。それに伴って「教育」という面でも変わってきていますよね。これだけ便利になってくると外部機能も発達しますし、この間も子供たちのPTAで行われる講演会のようなもので、有名な脳科学の研究者である池谷裕二教授が講演を行ってました。そこで「今子供に将来の夢というのを聞いてはだめだ」というような話をしていて。子供に将来の夢を聞いても、事実将来的に6割の仕事が失われてしまうからと。ですが将来の夢を聞かないで将来のことを子供に目指せさせるということも難しい。なので究極の答えと社会的な存在としてやらなければならないことというところの線引きは逆に難しいんだなと感じながら聞いていました。

例えば医者っていう仕事を目標にしたりするときに、医者という仕事がAIに置き換わらないのかという言われると、置き換わる気もするんですよね。おそらく弁護士などの仕事も置き換わっていく。YouTuberなんかはもしかしたら置き換わらないかもしれないですが、サッカー選手等のスポーツ選手でも置き換わるリスクがある。そんな時に、じゃあ夢を持つなというメッセージが、どのくらいの人にとって適切なコミュニケーションなんだろうと思いながらお話を聞いていました。

このような時代が流れている時にちょうどいるというのも面白いかもしれないですが、そう考えるとやはりAIを活用した教育の仕方というのも、なかなか難しいなと感じますよね。


AIが発達している今、教育に対する考え方も変化していて、なかなか難しいですよね。

テクノロジーと人間の役割の間のバランスも、今後現代を生きていく中で考えなければならない大事なポイントですね。


🌟今回のお話がラジオで直接聞けるSpotifyリンクはこちら!⇒https://podcasters.spotify.com/pod/show/im7/episodes/AI-e1ujbuo/a-a58kpb

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