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インティメート・マージャーの2023年の振り返り

2023年ももう終わりに迫っており、せっかくなので2023年の振り返りをできればと思っています。振り返りはインティメート・マージャーで行った50回近くのセミナーの内容を元に社内外で注目されていた内容について紹介します。

1. 3rd party cookie規制とプライバシー対応の進化

まずは我々の本業に近いところで一年間セミナーを通じてお話をさせていただいた内容が、「プライバシー規制」「3rd party cookieの規制」に関する内容でした。今年も電気通信事業法の改正など多くの企業様で規制に対する対応が行われました。また、個人情報保護法の対応もひと段落し、具体的なデータ活用に進んだ企業も多かったのではないでしょうか。その結果として、よりプライバシーに配慮したパーソナライズ手法やマーケティングオートメーションツールを活用した顧客体験のパーソナライズと効率化が広がってきています。ただし、まだまだ個人情報保護法・電気通信事業法の改正などに対応できていない企業も多いので2024年以降もトピックになると予想されます。

2. 顧客理解とファンマーケティング

3rd party cookieが使えなくなることに伴って、使えるデータの種類やデータを利用可能な対象が減っていくことが見込まれており、2023年のデジタルマーケティングxデータでは顧客をいかにしてファン化し、顧客を理解できる環境を作っていくかという課題に焦点を当てている企業も増えてきました。従来のD2C(Direct-to-Consumer)モデルで注目されていた直接販売を行うと言うことに重点をおいた施策から、企業が直接消費者とより深い、結びつきを重視する方向にシフトしていったのではないかと思います。そういった背景から今年のデジタルマーケティングxデータの世界では顧客理解・ファンマーケティングに力を入れている企業が増えてきました。

3. 生成系AIの台頭とクリエイティブ分野への応用

一方でChatGPTなどの生成系AIの進化は、2023年のデジタルマーケティングにおいてとても注目されていました。インティメート・マージャーでも今までのターゲティングの領域でのデータ活用だけではなく、データを活用したクリエイティブなコンテンツ制作、ウェブサイト設計、マーケティング戦略、新しいビデオ作成方法の導入やサイト関連業務の効率化が行えることに可能性を感じました。2024年以降は今まで以上にクリエイティブとデータは近しいとところになっていくと考えています。

4.営業活動の効率化とデータマーケティング

今年はまたデジタルマーケティングと営業活動の距離が縮まった年でした。特に、インテントデータについてのセミナーは後半に向けて増えていきました。企業は、顧客のニーズをより深く理解し、個々の顧客に合わせたマーケティングアプローチを強化しました。今後の営業活動の高度化に向けて新しいデータ収集・分析手法が採用されていくのではないかと思っています。

来年は

引き続き世の中では顧客理解・ホストクッキー・営業活動の高度化が加速するのではないかと考えています。来年は弊社としても勝負の年なので頑張りたいと思います。2024年もインティメート・マージャーをよろしくお願いします。

簗島亮次


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