AIと分業、私たちの仕事はどう変わっていく？ChatGPTや生成AIを活用するメリットを伝授

2024年1月25日 18:00

2023年7月27日に、AIを活用する新しいマーケティング戦略や最新トレンドを知りたい方向けに株式会社ギブリーとエッジテクノロジー株式会社と共同でオンラインイベント「AIと法人営業の融合―競争優位を築くための最新トレンドと成功事例」を開催しました。

2022年11月の公開以降、大注目のChatGPT。AI技術の進歩により、データ駆動型のアプローチを採用し、効果的なマーケティングと営業支援を行うことが求められている今、企業がやるべき「AIと法人営業の融合」をテーマに、最新のAI技術を活用した営業の効率化、AIを使いこなすために私たち人間は、なに考え、なにをすべきかを深掘りした内容です。

＜登壇者＞
株式会社インティメート・マージャー　代表取締役社長・簗島亮次
株式会社ギブリー　取締役兼「法人GAI」事業管掌役員・山川雄志
エッジテクノロジー株式会社　AIプロダクト事業部エヴァンジェリスト・五十嵐政貴

こんな人にオススメ！

AIを活用する新しいマーケティング戦略や最新トレンドを知りたい方
AIを活用した効果的な営業戦略を展開し、顧客獲得や売り上げ拡大につなげたいと考えている方
成果を最大化できる、効率的な営業活動を実現するためにAIの導入を検討している方
AIツールやデータドリブンなアプローチ方法について学びたい方

今回のトピックス

ChatGPTを業務で使ってますか？
AIを活用する上で、注意する点は？
今後、AIが企業活動をどのように変革させていくと予想しますか？

ChatGPTを業務で使ってますか？

突然ですが、みなさまはChatGPTを業務で使用されていますか？
次の４つではどれに当てはまるか考えてみてください。
① 毎日使ってる
② たまに使う
③ まだ業務では使ってない
④ もう少し理解してから使いたい
この質問を、同じようにセミナー中に参加者さんに回答してもらったところ・・・

「まだ業務では使ってない」と回答された方が36%。Wordを使う業務と相性がいいとされているChatGPTですが、実際使うには色々なハードルがありますよね。使っていない壁は・・・ワークフローに入っていないことが多いと、山川さん。便利だったとしても、習慣を変えて使うことは難しい...。
だからこそ業務フローに組み込むことが良く、CRMなどでワンクリックでメール作成できたり、営業のカスタマーサポートがテキストを入れる部分の裏側にChatGPTを活用する未来はすぐやってくるでしょう。
インティメート・マージャーでは既存業務を効率化するのはもちろんのこと、生成AIで新しい業務を作ってみようと、以下の取り組みを実施しました。

コンテンツマーケをやってみよう！
↓
1日10本記事書いてみようね
↓
生成AI使わざるを得ない状況になる

こうすることで生成AIを使うことが一般化し、生成AIを使った成功体験にもなり、そのほかの業務でも生成AIを活用することが当たり前という意識が社内に浸透することが出来ました。

AIを活用する上で、注意する点は？

人間と生成AIの役割分担が不明確になっている場合は要注意です。例としては、生成AIを出したメール文面をそのまま送る、などです。生成AIで出した文章は一定数「ここ変えた方がいいかな」という表現や、誤植があります。

最終のアウトプットする際の確認：人間
それまでの工程：AIにまかせる
候補を出す：AIにまかせる
選択する：人間
正しいインプット、AIに指示すること：人間

このように人間とAIの役割について、社内の認識と定義を作るのが、AIを業務活用する上で非常にポイントになってきます。ChatGPT自体には「○○したい」という意思はありません。だからこそ、指示する／利用する側の人間のスタンス、責任を持つことが重要です。

今後、AIが企業活動をどのように変革させていくと予想しますか？

インティメート・マージャーは、AIが得意なところと人間が得意なところを明確に意識することに力を入れています。トークスクリプトを最適化するのは確かに生成AIの方が得意！その最適化したトークスクリプトから動画を自動生成し、動画で営業することもできます。
しかし、人間ではないので、断りやすいのでは？という効果が下がってしまうという懸念も出てきます。人間とAIどちらの方がビジネス活動としてメリットが出やすいか、AIと自分の分業を意識することで、結果生産性が上がっていきます。
人から代替できない業務を見極めたうえで、営業活動やマーケティング活動など、すべての提案活動において個別最適しなければならないクロージング業務は人間の仕事として残るのではないでしょうか。