【1分で読める社長ラジオ】発注革命登場、AIに仕事を再構築させる
当社では、「インティメート・マージャーのオープン社長室」と題し、代表である簗島の考えを共有するツールとして、Spotifyで定期的にラジオ配信をしています。
社長が普段思うこと、日常生活での気づきが凝縮されているので、定期的にテキスト化してお届けしていきます。是非ご覧ください!
今回のテーマ:【AIに仕事を再構築させる】
簗島:当社は、WEB上のデータを自社で開発したプラットフォームで管理・運用・提供する事業をしています。データ収集方法は、WEBサイトにタグ(WEBページの広告の効果を測定したり機能を埋め込んだりするために記述するHTMLタグ)を貼り、ページごとの訪問者データを私たちのデータベースから引っ張り出すという工程です。
その抽出データをChatGPTに入力して分析し、自動的に発注書のフォーマットにまとめています。その発注書の内容に基づき、LP(検索結果やWEB広告、SNS・メルマガなどを経由して訪問者が最初にアクセスするページのこと)やバナーなどのWEBコンテンツが自動生成されるようになっています。
これは実質、サイト訪問者がそのコンテンツを作成したという話になるんですよね。ChatGPTを使うことで、タグを埋め込むだけでLPやバナーが出来上がるという革命的な話です。
新しい商品の場合でも、既存のサイトにタグを埋め込み、同様の手順で作成できます。サイトクリックが0回だと参考にするデータがないので難しいですが、少しでもクリックされれば、サイトの情報などで補完しながら、WEBコンテンツが自動生成できますね。
このWEBコンテンツ自動生成ツールは、当社の社員が作成したものなんです。そのおかげで、マーケメディアの案件の受発注が革命的に簡単になっています。
実際には、担当者が生成されたLPを確認していますが、将来的にはあらゆる工程が100%自動化できれば良いなと感じています。
Notion上で文章を自動作成している際に思ったのは、より人間の介在があるプロンプトを書いたほうが良いということです。候補を複数出してもらい、人間が選ぶという工程は重要だなと。自ら選択したことにより、そのアウトプットに対し自分が責任を持てるという感覚がありますし、選択の余地を残しておくことで、仕事をしている人たちの有用性、いわゆる介在価値も残せるのかなと思います。
あるいは、生成AIによるアウトプットだけを見て判断するのもありですね。というのも、あなたのデータをもらって、それに対して最適化していますというプロセスなので、データの所有者からすると納得感が生まれるんですよね。
自動生成が便利だと感じる一方で、ChatGPTがまだ不十分な点はあります。人間が望まないアウトプットに対して、望まない部分を除去し、書き換えたりするという条件でしか使えないので、サービスには実装しづらいんですよね。
先程のWEBコンテンツのお話でいうと、LPまで全て自動生成すると、やはりクオリティが不十分です。ですが、発注書におけるクオリティは期待値の70~80点を超えられるので、発注書を書かせるまではChatGPTに任せていいと思っています。
結論として、全てを自動生成してしまうと、出てくるアウトプットが一定ではないので、まだまだサービスに組み込むには品質の担保が課題だということです。
自動生成に限らず、社内のシステムに生成AIを組み込むという事自体はいいのですが、こちらも上手く統合できていないと感じています。というのも、生成AIは根本的な問題解決はしないけど、アシスト能力は高いという特徴があるからです。そのため、最終的に問題解決をするためには、アウトプットは人間の責任で人間が出す、という認識を持つ必要があると思います。
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AIを使用することで、業務効率化などの優秀なアシストをしてくれる一方で、アウトプットは一定ではなく、意図しない動きをすることもあるため、サービスに組み込むのは難しいことがわかりましたね!
そうした問題を踏まえたうえで、AIと人間との役割分担をするといったハイブリッドなアプローチをとることが今後求められるのではないでしょうか?
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