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競馬で勝つためのデータ活用術(超初心者向け)【データ×競馬】

日本でカジノ法案が成立したのは2016年。

観光客増加により、年間で2兆1千億円もの経済効果がある、として注目されていましたが、ギャンブルに対する国内のイメージは良いとは言えず、依存症や治安悪化に対する懸念から、反対の声も未だに多いのが現状のよう。

日本でラスベガスのようなIR施設(Integrated Resort:統合型リゾート)ができるのは、もう少し先になりそうですね。

そんな我が国日本で、公営ギャンブル(地方公共団体や特殊法人から許可を受けたギャンブル)として認められている競馬。

データを駆使し、攻略を目指す楽しみ方についてまとめてみました。

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競馬の基本ルール

ギャンブルと聞くと敬遠される方もいるかもしれませんが、競馬に限らず公営ギャンブルは、1回100円から参加できるという気軽さが魅力の1つ。

競馬のルールは、ざっくりいうと「走る馬の順位を予想するゲーム」。
掛け方は全部で9種類あります。

単勝:1位の馬だけを当てる馬券
複勝:3着までに入る馬を当てる馬券
応援馬券:「単勝」と「複勝」を同時に変える馬券
枠連:1着と2着になる馬の枠番号の組合せを当てる馬券
馬連:1着と2着になる馬の馬番号の組合せを当てる馬券
馬単:1着と2着になる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券
ワイド:3着までに入る2頭の組合せを馬番号で当てる馬券
三連複:1着、2着、3着となる馬の組合せを馬番号で当てる馬券
三連単:1着、2着、3着となる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券

初心者の方は、一番早い馬を当てる単勝か、三着以内にゴールする馬を当てる複勝がおススメ。

レースによって走る馬の数も変わり、最小5頭~最大18頭で争われる中で1~3着を予想し、当たるとオッズ(倍率)に応じて配当がもらえます。

馬券が1枚も売れていない馬の場合、オッズは「0.0」と表示されます。また、1頭の馬に人気が集中して計算上はオッズが0.8~0.9倍になってしまうような場合でも、オッズの表示(払い戻される金額)は1.0倍(元返し)です。

競馬で人気がある馬とは、オッズが低い(数が小さい)馬の事を指していて、馬券が多く買われている馬。
単勝オッズはそのまま競走馬の人気順となり、オッズが低ければ低いほど「1着になる可能性が高い競走馬」として支持されています。

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競馬に大事なのはデータ収集

競馬予想のツールといえば、スポーツ新聞と赤ペン!というイメージの方も多いのでは?

馬券の控除率は、最も低い単勝や複勝でも20%になります。
購入した馬券の費用の80%が戻され、それを予想が的中した人で分配しあう。そのため、ただ馬券を購入するだけでは大部分の方が損をしてしまうのが競馬の世界。

予想を行う上で過去のデータは欠かせません。
様々なデータを集め、勝利する馬の傾向を導き予想していくことが重要になります。

どの馬が有力なのか、逆転があるとしたらどんなシチュエーションか、どのようなレース展開になるのか・・。そうした予想を踏まえたうえでレースを観ると、確実に楽しさは増しますよね。

現在はネット上に、競馬についてのコラム、馬券の攻略法を紹介しているサイトやYoutubeが多数。まずは予想をする上で、どんなデータがあるのか?その中でも自分はどのデータを参考にして予想したいか?を考え、自分に合った情報ツールを見つけましょう。

分析して予想する

JRAによれば、競走馬やレースに関する各種のデータを分析して予想するという方法は、競馬ファンの間でもっとも一般的なスタイル。

これまでの実績、過去に記録したタイム、距離ごと・競馬場ごとの成績、血統、調教での走りっぷりと調教タイム、どんなローテーションで今回のレースに臨むのか、レース当日の馬の体重・・。あらゆる情報を基に、予想を立てます。

また、レース結果に関連したデータも重要です。たとえば2010年~2019年の日本ダービー勝ち馬は、前走で皐月賞に出走していた馬が8頭、京都新聞杯に出走していた馬が2頭。それ以外のステップで勝った馬はいませんでした。ほかにも、内枠に入った馬の成績がいいコース、最後の直線が短いので逃げ切り(スタートから先頭のポジションにつく勝ちパターン)が増えるコースなど、競馬場ごと・コースごとの特性もあります。
こうしたレース傾向・コース傾向も予想の参考にされるデータとして重要視されています。

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分析はツールにお任せ

世の中には数百もの競馬ソフトが存在するんだそう。

競馬×データ分析で検索してみると、Excelで管理する人もいれば、自分でプログラミング言語を用いて分析ツールを作ってしまうというツワモノもいらっしゃるようです。

いくつか気になった競馬ソフトをピックアップしてみましたので、ご参考になれば幸いです。

TARGET

JRA-VANの公式ソフトに取り入れられ、競馬ソフトの定番と言われているもの。

機能が多すぎるため、完全に使いこなせている人はかなり少ないらしいですが、「自分で予想を考えたい人」「予想メモを残したい人」にオススメだとか。

Cross Factor 

一般的な競馬ソフトではJRA-VANデータしか対応しておらず、元となるデータが同じになってしまうそうですが、CrossFactorでは、様々な競馬サービスのデータを取り込めるため、他の馬券購入者とは違った精度の高い買い目を出すことが可能。

最も特徴的なのは、取り込んだ多くの項目を好きなように掛け合わせて、自分だけの独自の予想ロジックを作成できる点。プログラミングの知識も不要で、ビジュアル的に予想理論を構築することが可能だそうです。

ゴールドジェネレーター

JRDBさんのデータを閲覧・分析できる競馬データベースソフトです。(JRA-VANデータには未対応だそう)

分析機能が充実しており、動作も軽快な点、とても使いやすいんだとか。

競馬予想投資ソフト 馬王Z

馬王Zは、自動投票による投資運用の先駆けとなった競馬ソフトです。

SQLというプログラミング言語の知識があれば、CrossFactorと同様に、自分で予想ロジックの構築から自動投票まで可能です。

競馬を投資と捉えて長期的にプラス収支にしたい、という方にオススメとのこと。

参考サイト:https://team-d.club/ranking/horse-racing-software-ranking/

馬券の買い方

予想までのプロセスに必要な要素が分かったところで、馬券の購入方法について簡単に。

馬券は、競馬場・JRA(日本中央競馬会)・ネットのいずれかで購入ができます。競馬場に行って実際に馬を見ながら購入するもよし、競馬の雰囲気を味わいつつJRAで購入するもよし、ネットで簡単に購入するもよしです。

競走馬は、芝向きの馬、ダート向きの馬、長距離が得意な馬、短距離が得意な馬と、さまざまなタイプに分かれます。こうしたタイプの違いは馬体にも表れると考えられていて、たとえば「胴が長いので長距離向きだ」などと言われているそう。

馬は生き物なので、いつも万全の状態でレースに出走できるとは限りません。レース前に出走馬が周回するパドック(下見所)で各馬の馬体や歩き方などを確認し、予想につなげる人を「パドック派」というそうです。馬のコンディションが馬体、毛ヅヤ、歩き方などに表れるため、そうした様子を観察しつつ馬券を購入できるのは、競馬場ならではですね。

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サラブレッドの語源は、Thorough【完璧な、徹底的な】+Bred【育てられた、躾けられた】なんだそう

まとめ

データが普段どのように使われているのか?という一例で、今回は競馬予想でのデータ活用方法についてまとめてみました。(ちなみに当社では、データ活用の重要性と楽しさを体感するため、社内イベントの一環でみんなで競馬場に行ったことも!)

身近なデータ活用の事例を、今後も発信していきます。ではまた!

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