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【セミナーレポート】ARの進化・データ活用~2024年トレンドレポート~

マーケティング環境は段階的に変化しており、特にサードパーティーCookieの規制が進む中、データ活用と顧客対応の向上が企業にとって重要な課題となっています。こうした背景のもと、インティメート・マージャーが11月に開催したセミナーでは、データ活用とAR技術を組み合わせる新しいアプローチに焦点を当てました。以下は、セミナーで取り上げられた主要トピックです。


セミナー参加者限定の質疑応答について
セミナー中、参加者から寄せられた質問については、各回登壇者より解説付きで回答させていただきました。参加者限定の内容となりますので、本レポートではその詳細は控えさせていただきます。ご了承ください。

1.ARとデータ活用の未来:パーソナライズ体験から効果測定までの最新動向と課題

  • ARとデータ活用の最新動向

    • ARによるパーソナライズされた体験の実現が重要

    • ARは物と場所を拡張する技術であり、商品や地域との相性が良い  

    • ARグラスの登場により、インターフェースの変化が予想される

  • ARとデータ活用の普及における課題と本当のニーズ

    • ARのニーズは主に集客と回遊(顧客体験の強化と差別化)

    • 普及の阻害要因はコスト感の不透明さと効果測定の難しさ

    • ARの効果測定にはLTVやエンゲージメントなどの指標が重要

    • ARの導入にはKPIの設定が重要であり、CRMやファンコミュニティ運用チームとの連携が有効

  • ARとデータ活用の未来予想

    • スマートグラスなど新たなデバイスによるデータ収集の多様化

    • 都市規模のAR体験や観光マップのような広範囲での活用事例

今後の展開:ARとデータ活用は、パーソナライズ体験や集客強化において重要な役割を果たし、今後は新技術や効果測定の進化により、さらに広範囲での活用が期待されます。

<セミナー中、参加者からの登壇者への質問>

ARと相性の良い商品悪い商品はありますか?

導入する際のネックとなりうることはなんでしょうか?広告自体のパフォーマンスが下がっている中、費用対効果が合うのか気になります。


2.セールスイネーブルメントの現状と課題:データ活用と部門間連携による営業効率化

  • セールスイネーブルメントの現状と課題

    • セールスイネーブルメントの概念が近年注目されている

    • 営業組織の底上げと再現性のある営業活動の実現が肝

    • データ活用とテクノロジーの活用が不可欠

    • インテントデータを活用したリードの効率的な獲得が鍵

    • テストマーケティングを行いながら、効果を見極めることが重要

  • セールスとマーケティングの連携

    • 部門間でのデータ共有と全体最適化の必要性

    • データ活用に基づいた部門間の協力体制構築

    • 現場の成功体験の積み重ねと、データ活用の意義を理解することが不可欠

  • 営業支援システムの定着とデータ活用の未来

    • 音声データを活用した営業支援システム入力の自動化

    • AIとデータ、人間の分業が進み、営業活動の効率化と高度化が実現

今後の展開:セールスイネーブルメントは、営業組織の強化と営業活動の再現性向上に欠かせない要素です。データ活用やインテントデータによる効率的なリード獲得、さらにセールスとマーケティングの連携が重要です。今後は、営業支援システムの定着やAIによる業務自動化が進み、営業活動の精度と効果をさらに高めていくことが期待されます。

<セミナー中、参加者からの登壇者への質問>

昔ながらのトップ営業ほど、再現性がある営業スタイルを良しとしない、感情的な問題もある気がしますが、どう解決したらよいとお考えですか?


3.Cookie規制とデータ活用の新時代:マーケティング戦略の進化と企業の対応

  • Cookie規制の現状と企業への影響

    • サードパーティーCookieの規制は進行中、ブラウザ(Safariなど)の規制がマーケティング活動に影響を与えている。企業は法的規制と技術的対応を考慮しながら、ターゲティング戦略を調整する必要がある。

  • ファーストパーティーデータの重要性

    • 自社で収集したデータの活用が重要になっている。CRMやMAツール、メールシステムとの連携を深め、既存顧客との関係強化と新規顧客獲得の両方に注力することが鍵。

  • メールマーケティングにおけるデータ活用

    • メールはファーストパーティーデータ活用に最適なチャネルであり、ターゲットに合わせたパーソナライゼーションとデータ分析を通じて、効果的なキャンペーンを実現できる重要な一手。

  • サードパーティーデータとファーストパーティーデータの掛け合わせ

    • インテントデータや生成AIを活用し、パーソナライズの精度を高めることで、法律を遵守しつつ効果的なマーケティングが可能となる。

今後の展開:Cookie規制により、マーケティング活動に大きな影響が出ています。これに対応するためには、まず自社で収集したファーストパーティーデータを活用し、CRMやMAツールと連携して顧客の理解を深めることが重要です。次に、インテントデータを使ってターゲティング精度を高め、メールマーケティングではパーソナライズを強化します。また、サードパーティーデータと組み合わせることで、より効果的なマーケティングが可能となります。これらの対策を通じて、法規制に対応しつつ、マーケティング効果を最大化していく必要があります。


次回セミナーに向けて

今回は、ARとデータ活用に焦点を当てました。特に、パーソナライズ体験の強化とその効果測定が注目を集めました。これらのポイントは、ハイブリッドCookie時代のマーケティング戦略において重要な役割を果たすと考えられています。インティメート・マージャーは、データ活用の最前線とマーケティングに関する課題を解決する事例をこれからもセミナーでお伝えしていきます。

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