Chromeが3rd Party Cookieのサポート終了を2年延期したそうです
Chromeの3rd party cookieのサポート終了が延期されたそうです。
背景としては英国で競争当局との話し合いの中で急な仕様変更、他社や市場に向けての影響を少ないように配慮しながら進めていくという背景があるとのことで目標が2023年ということなんだろうなと思っています。
元々、2022年の頭にPrivacySandboxをリリースするという話が出ていた一方発表された2020年の1月から一年半特に具体的な方針の確定や代替手段の具体的な内容が決まらない状態が続いていた(さらにテストも一旦7/13に終了する)ので今から半年で変更をして欲しいと言われても、対応できる会社は少なかったと思うのでアドテクノロジー業界にとってはよかったのではないかと思います。
今週も「今から60社分、ポストCookieのソリューションに移行したい」と相談されたり、残りの時間に対してヘビーな案件も多かったので結構準備している弊社でも延期になってちょっとありがたい状態でもあります。
ポストCookieへの対応をする必要は無くなったの?
「延期されるのだったら一旦課題から棚卸ししてもいいや」と思われる方もいるかもしれないですが、SafariやWindowsのEdgeでは3rd party cookieが取れない状態で今後IDFAに加えてGoogleもデバイスIDをオプトイン形式にしていくことを考えると徐々に対応を進めていった方がいい状態は変わらないんじゃないかなと思っています。
加えて、弊社を含めて2022年の1月をターゲットに開発を進めていたポストCookieのソリューションがリリースされ始めているので色々選べる状態にもなったので導入を検討してみてもいいのではないかと思います。
ただ、「今すぐ導入した方がいいのか」「もう少し猶予があるのか」はお客様の事情によっても異なると思うので自社の3rd party cookieへの依存度が高いかどうかを把握したうえで、ソリューションの導入を進めていくのが良いのではないかと考えています。
自社が3rd Party Cookieへの依存度が大きいかどうかを把握する
どういう状況が高いのか低いのかを明言するのは難しいのですが、目安として「サイトに来ている人の中の3rd party cookieの取得率」をみていただくのがいいのではないかと考えています。
例えば、取得率が50%をきっていたとしたら「リターゲティング」や「分析」、「広告配信」を行う際に半分以上わからない状態になっているということですし、世の中的にも45%くらいしか取れない状態だったりするので50%もしくは45%あたりを目安に導入を急ぐべきかどうかを検討していただく必要があるかなと思#ookie取得率を測定できるサービスの無料キャンペーンを開始したのでもしも自社の3rd party cookie取得率を知りたいという方がいらっしゃいましたら、以下のURLからご相談いただけますと幸いです。