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GoogleのサードパーティCookie規制取りやめに関するインティメート・マージャーの見解

はじめに

本日(日本時間7月23日)、Googleが当初から予定していたChromeブラウザにおける3rd Party Cookie規制の廃止を取りやめすると発表しました。この発表を受け、インティメート・マージャーの立場として、その影響と今後のデジタルマーケティングへの展望について、まとめさせていただければと思います。

Googleによる規制取りやめの背景

Googleは当初、プライバシー保護強化の観点から、ユーザーのオンライン行動追跡に利用される3rd Party Cookieの段階的な廃止を計画していました。しかし、代替技術である「プライバシーサンドボックス」の開発とテストに時間を要しており、広告業界全体への影響を考慮した結果、規制の延期を決定しました。

他のブラウザの時にはあまり影響が厳密に測られていなかった3rd Party Cookieが使えなくなることによる影響がやはり大きかったということがわかったというのは他のブラウザでも対策が必要だということがわかった形になります。

Googleは、引き続き「プライバシーサンドボックス」の開発を継続し、パブリッシャーや広告主にとってよりよいソリューションになるように開発をして行くそうです。

インティメート・マージャーの見解

現状について

日本国内では、AndroidのChromeブラウザが市場の40%で、その他のブラウザではすでに3rd Party Cookieは利用できない状態であり、これは日本のインターネットユーザーの約60%に相当します。この状況は、引き続き広告主にとって、リーチできるユーザー層が制限されている状態である一方で少なくないユーザーが3rd Party Cookieを使ってリーチできる状態になっているという生煮え状態になっていると思います。

取りやめによる影響

引き続きデジタルマーケティングにおける効果の最大化と施策の選択は難しい状況であると考えています。

3rd Party Cookie規制の延期により、全体の40%で現状の高精度なデータ取得環境が維持されます。インティメート・マージャーは、この状況をプラスに捉えており、引き続き質の高いデータに基づいた広告配信サービスを提供していきます。

一方でインティメート・マージャーでは、3rd Party Cookie規制対策用の独自IDソリューション「IM-UID」などの開発と提供を進めています。これにより、現状3rd Party Cookieが利用できない60%のブラウザに対しても、広範囲なユーザーへのリーチを実現し、3rd Party cookieであるIMIDとIDソリューションであるIM-UIDの双方をハイブリッドに活用してより多くの顧客へのリーチと広告効果の最大化をハイブリッドCookieで目指します。

まとめ

インティメート・マージャーは、GoogleのサードパーティCookie規制取りやめにより、現状のデータ取得環境が維持されることは引き続きサードパーティCookieが40%使えて、3rd Party Cookieが60%使えないという生煮えの状態であると思っています。

インティメート・マージャーは、変化の激しいデジタルマーケティング業界においても、お客様に最適なソリューションを提供し続けることをお約束します。

今後も、業界の動向を注視しながら、お客様のビジネス成長に貢献できるよう、最新の技術と知見を活用したサービスの提供に尽力してまいります。ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


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