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3rd Party Dataを使ったマーケティング企業・消費者のメリットって?

こんにちは!IM広報の岸田です。

前回、「データ活用の現状・未来とインティメート・マージャーがやろうとしていること」についてお話しました。

そこで「IM-DMP(3rd Party Data)」について簡単に説明しましたが、

今回は、「3rd Party Dataを使ったマーケティング企業・消費者のメリット」をお話していきます。

☑3rd Party Dataと1st Party Dataって?

まず、今回の記事で出てくるマーケティング用語の説明です。

3rd Party Dataとは

自社データやパートナーデータ以外の、いわゆる第三者が提供するデータ。自社では収集することができない外部のデータ。

このほかに企業がマーケティングに活用するデータとして1st Party Dataがあります。

1st Party Dataとは

企業が自社の顧客やwebサイト訪問者に関して収集・保有しているデータ。

少し難しいかもしれませんが、この1st Party Dataと3rd Party Dataを活用したマーケティングが今回のテーマです。

読んでみて難しい・・・だけど興味がある方はお問合せ下さい!(笑)


☑1st Party Data活用の限界

みなさんはオンライン・オフライン問わず、買い物する時にどのような行動をしていますか?

恐らくほとんどの方が、購入前にインターネットを介して口コミ・レビューが書かれている比較サイトや商品詳細のページを見ながら購入を検討するのではないでしょうか?

実はここに3rd Party Data活用が重要なポイントが存在しています!

例として、購買モデルの”AISCEAS”を使って説明をしていきます。(※購買モデルは数多くありますが、今回はAISCEASを採用して説明します。)

購買モデルという用語をあまり聞き慣れない方に向けて簡単に説明すると、”AISCEAS”は「消費者が商品やサービスを購入するまでの行動プロセスをモデル化したもの」を指しており、AISCEASは以下言葉の頭文字を取って表されています。

・Attention(注目)
・Interest(興味)
・Search(検索)
・Comparison(比較)
・Examination(検討)
・Action(行動)
・Share(情報共有)

これらを購入までのプロセスを意識するべく、フェーズごとに整理してみましょう。

①商品認知フェーズ
・Attention(注目)
・Interest(興味)

②比較検討フェーズ
・Search(検索)
・Comparison(比較)
・Examination(検討)

③購買フェーズ
・Action(行動)
・Share(情報共有)

このように整理ができます。

さて、Webマーケティングで普段からみな皆さんが活用している1st Party Dataはどの辺りまでをカバー出来ていると思いますか?

答えは②比較検討フェーズのExamination(検討)以降です。

Comparison(比較)段階までのユーザーは、口コミ・レビューが書かれている比較サイトなどで情報収集しています。そのため、自社でそのようなサイトを運営していない限りは1st Party Dataを集めることはできません。

これが1st Party Dataができることの限界です。

☑3rd Party Dataを使うメリットとは?

企業側のメリットについて結論からお伝えすると、消費者の興味・関心をサイト来訪する前に特定し、マーケティング施策に繋げることができます

この「サイト来訪前にユーザーの興味・関心の特定が出来る」というのがとても重要なポイントです。

ここまでの話を図で整理すると、以下のイメージとなります。

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みなさんは自身の購買行動を"AISCEAS"に当てはめた場合、購入の意思決定をするタイミングはどこですか?

私は検討の段階で意思決定をしてから購入するための行動に移すため、Examinationが購入の意思決定のタイミングです。

One to Oneマーケティングなどの文脈で、「消費者毎にパーソナライズされた施策を打つ事が大切」という話を聞きますが、ここまでの話をまとめると、少なくとも私をパーソナライズをするためのデータを集めるタイミングが1st Party Dataを集めるタイミングだと遅いという事がわかります。

これからもパーソナライズされたマーケティングを行いたいと考えるならば3rd Party Dataの正しい活用が重要となるわけです。

また、消費者側にもメリットがあり、自分の興味・関心のある商品にスムーズに出会うことができるようになります。

消費者は、初めて訪れるWebサイトやリニューアルしたばかりの慣れていないWebサイトの場合にスムーズに自分の興味・関心のある商品に出会うことが大変で、それだけでWebサイトを離脱する可能性もありますからね。

☑3rd Party Dataを使ってどんな事ができるの?

これらの理由からも3rd Party Dataはあらゆるマーケティング施策で活用されています。

・広告配信(CVユーザーに類似する人に絞った配信...)
・CRM/MAツール連携(メールマーケティング...)
・CDP連携(アップセル・クロスセルフラグ、解約予兆etc...)
・Web接客ツール(パーソナライズ...)
・ABテストツール(パーソナライズ...)etc…

各マーケティング施策における具体的な内容については別の記事でご紹介させていただきますが、個人情報保護法をしっかりと守る形で正しいデータ活用をすれば、既存のマーケティング施策の効率を大きく改善することができるでしょう。

☑まとめ

1st Party Dataと3rd Party Dataはどちらも得意・不得意があり、組み合わせることでお互いの不得意をカバーすることが出来るため、どちらか一つを選ぶというよりかは両方を使う事をおすすめします!

CRMやDXなど色々な文脈で、オンラインやオフライン問わず、データの大切さについて言及がされていますが、まずは身近なところから少しずつデータを使って改善していき、今まで気づかなかったデータの価値を体験していただきたいです。

「3rd Party Dataを使って何か改善出来ないか?」という大まかなご相談から大歓迎なので、3rd Party Dataを活用したマーケティングにご興味がある方はご気軽にお問い合わせ下さい!

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